ページの本文へ

Hitachi
お問い合わせお問い合わせ

お客さまの事業を通じて、カーボンニュートラルに貢献する省エネ型CR(クリーンルーム)システムをご提案します。

システムの概要

天吊型空調機からの下降気流により、空調対象域の温調/除塵する省エネ型CRシステムです。

省エネ型CRシステムの構造概念図。@ランニングコスト削減。ダクト型フォンユニット方式と置換空調型CR方式のコスト比較。搬送動力の低減により37%省エネの見通し。A空調ダクト・天井レス。天吊型空調機に温調・除塵機能を有することにより空調ダクトとCR天井が不要。B製造エリア拡大。吊型空調機により、機械室の内調機およびCR室内の床置型空調機の設置スペースが不要。

特許出願中 特開2023-58225、特開2023-58226

特長

1.ランニングコスト削減

置換空調型CR方式は、ダクト型ファンユニットに比べて、ランニングコストが削減。搬送動力の低減により37%省エネの見通し。

ダクト型ファンユニット方式と置換空調型CR方式のコストを比較した場合、搬送動力の低減により37%の省エネルギーとなる見通しです。

  • ※試算条件:床面積:1,500m2、清浄度クラス6

主な削減内容

  • 作業域のみの温調/除塵により風量削減
  • ダクトをなくし、圧力損失を削減

2.空調ダクト・天井レス

天吊型空調機に温調・除塵機能を有することにより空調ダクトとCR天井が不要です。

3.製造エリア拡大

吊型空調機により、機械室の内調機およびCR室内の床置型空調機の設置スペースが不要です。

室内環境評価

・実施試験

制御高さ1.2mH付近で、室内平均温度±2℃、清浄度クラス6以下相当の環境を確認しました。

  • ※測定条件:熱負荷:210W/m2、発塵負荷:室内平均で32,000個/m3、換気回数:17回/h

室内環境評価の温度測定結果と塵埃濃度測定結果。

・熱流体解析

いずれの方式も清浄度クラス6を満たし、高い清浄度を維持できる見込みです。

実規模の塵埃濃度分布

室内環境評価の熱流体解析。実規模の塵埃濃度分布。置換空調型CR方式とダクト型ファンユニット方式との比較。

納入事例

お客さまのご要望に沿ったクリーンルームを提供いたします。

2023年度 置換空調型CRシステムの納入事例。

2023年度納入

用途:半導体検査室
床面積:1,250m2
階高:4.0m
温度:24±2℃
清浄度:クラス6