日立プラントサービスが人材育成のために導入しているブラザーシスター制度。今回は営業統括本部のブラザーであるおふたりに「リアル」な声を聞きました!!
自分の中でしっかりと軸を作り
案件に臨む
五十嵐:我々が所属しているのは、産業システム営業本部営業四部です。食品や化成品、医薬品メーカーの工場の建設工事や設備工事の案件、また再生医療事業用施設の設備工事の案件を対応しております。
私は、昨年度の下期に海外営業から戻り、現在の産業システム営業本部営業四部に所属いたしました。7年ぶりの国内営業として1年経ちましたが、新型コロナウイルスの影響でなかなかお客様に会えない時期が続きました。しかしながら、電話一つをとってもコミュニケーションの仕方によってはお客様との関係構築に工夫ができることに気づきました。最近はコミュニケーションの効果を最大化するにはどうしたらいいかを常に考えています。
津金澤:今年入社したのでまだまだですが、基本的に五十嵐さんと同行させていただき、既存のお客様のもとに訪問しております。そこで五十嵐さんから色んな事を勉強させていただいております。
お仕事を通して苦労したことはありますか?
五十嵐:引き継いだ案件で、自分自身での戦略立てが十分ではない状態で上長に相談してしまったことがありました。「考えが足りていない」と指導され、急いで戦略を練り上げました。考えを整理し、改めて上長に相談した結果、案件対応の方向修正をすることができました。その案件は結果的に失注してしまいましたが、自分が考えきれていないものは社内ですら説得できません。短時間でも自分の中でしっかりと考え、戦略をしっかりと見出せれば、社内も説得することができ、厳しい局面でも乗り越えることができると気づきました。自分なりの考えをもつことは常に意識しています。
ありがとうございます。津金澤さんはいかがでしょうか。
津金澤:私の場合、まだまだ聞き慣れない専門的な言葉が多いので、苦労しながらも日々勉強中です。笑
最近はお客様と五十嵐さんが話していることは全てメモを取り、帰り道に聞くようにしています。また、打ち合わせ前にしっかりと議事の確認を行い、ある程度の心の準備をしておくと、メモも取りやすくなるので、整理のためにもしっかりとした準備は意識しています。
話させ上手な営業術で
お客様に真摯に向き合う
五十嵐:正直言うとめちゃめちゃあります。営業という仕事は、自分で考えることが常に求められる仕事だと思っています。自分で考え、また社内関係者への相談も積極的に実施し、会社の意見としてしっかりとお客様にお伝えできるように準備を行い、会話しているつもりです。そうすると自分主体で進めている感覚も得られ、また、お客様にも評価いただき、自身で築いた信頼関係を感じると、大きなやりがいを感じることができます。
津金澤:やりがいとは違うかもしれませんが、日々の達成感の積み重ねを強く感じています。学生の時と比べ、責任感や主体性の重要さが圧倒的に違います。主体的に考え、下準備をしっかりとする。それが活きて、お客様の役に立ったと感じたときは、「やった!」と感じていますね。
お二人の関係性をお聞かせ下さい。
津金澤:五十嵐さんには、ロジカルでありながら、熱血な指導を行っていただいております。笑
あと、まだ話しかけるタイミングを伺っている場合が多いですね。笑
五十嵐:私も入社当時のブラザー、現在の部長に「緻密にロジックで考え、数字を活用する。後は想いをどれだけのせられるか」と教えていただきました。それを今も意識していますし、教えていければと思っているので熱血なイメージがあるのかもしれません。笑
後輩が話しやすい、相談しやすい雰囲気を作ることについては、もっと意識していかなければいけないと思っています。
ただお客様との話も同じだと思っていて、質問するときも自分で考え、しっかりと準備をしてきてほしいと思っています。何も準備しないで質問、相談することは良くないですね。津金澤さんからは、日々の努力が垣間見れますね。
津金澤:ありがとうございます。
五十嵐さんを見ていると、すごいなと思うことがたくさんあります。元々、営業には話し上手が求められると思っていました。ですがそうではなく、聞き上手、もっと言うと話させ上手が求められるのでは、と感じています。五十嵐さん、話させ上手になるコツってありますか?
五十嵐:どういうワードを出すとお客様が話し出したくなるかを考えることですかね。私たち営業はお客様の悩みを引き出すことから始まるので、悩みの呼び水となるような質問をするのを心がけるようにしていますね。
ひたすら準備をしっかり行い、
主体的に動ける人財へ
津金澤:まず、自分の気持ちを乗っけられるだけのしっかりとした土台がほしいと思っています。
お客様の考えをどう社内へ持ち帰り、社内の人の思いを活かすにはどうすればいいのかを考え続け、進化していければいいなと思っています。その中で五十嵐さんは背中を目指していく指針にするにはとてもいい先輩だと思います。
五十嵐:ありがとうございます。
私は、一営業パーソンとして、お客様の経営課題を解決するような金額規模も大きなプロジェクトを任せられる人間になっていたいです。部下含めてコーチングなどの指導を、きめ細かに今よりやさしく余裕をもってできるようになりたいですね。
どんな学生と働きたいですか?
五十嵐:どの業界でもそうですが、主体性をもって考え行動できる人は、必要な人財だと思っています。得手不得手には捕らわれず、土台にそういう考えがある学生と一緒に仕事がしたいと思います。
津金澤:切り替えが早い方ですかね。プライベートと仕事の切り替えもそうですが、仕事でも落ち込んだ後とかでもすぐに「つぎ!」と切り替えて動ける人はいいと思います。
五十嵐:切り替えは大事で、営業の結果は受注なのか失注なのかの2つに分かれます。失注した後、その結果から、どんなアプローチができたのか、今後どんなことができるのかを、すぐに分析し、次に活かすことを考えることが大事だと思います。
就活生へのメッセージをお願い致します。
津金澤:いろんなことに好奇心をもつことだと思います。そうすることで、好きなことや、やりたいことなどがわかり、更にもっと調べたい!という欲求が出てきて、様々なことを知れるようになります。まずは好奇心を大事に頑張って欲しいですね。
五十嵐:大事なのは自己分析だと思います。背伸びせず、自分がなにをやりたいのか、何ができるのか、できないのかを分かった上で、企業とマッチするか見てほしいですね。
自己分析をした上で、やりたいことを突き詰める、できないことをできるようになるなど、挑戦することが大事かと思います。そんな想いをもって就職活動に臨んでいただければと思っています。