日立プラントサービスが人材育成のために導入しているブラザーシスター制度。今回は産業エンジニアリング部で設計に携わっている、ブラザーであるおふたりに「リアル」な声を聞きました!!
お客様のイメージを
具現化するプロ
吉岡:私と岡本が所属している産業エンジニアリング部には大きく食品、ファインケミカル、ガスの3つのグループがあり、私たちは食品グループに所属しております。私たちの業務は大きく2つあり、1つ目は工場全体のコンセプト・設計思想を纏め、お客様の考えているイメージを具現化していくこと、2つ目は、食品を生産する設備の設計です。
岡本:私は吉岡さんと菓子工場の生産設備設計を担当しています。今行っている業務は生産設備のユーティリティなどが設計変更した際にその確認を行い、工事担当に連絡することです。ユーティリティとは機械を動かすために使用する電気や水などを指しますが、仕様が異なっていると機械が動かなかったり壊れる可能性がある為、慎重に確認する必要があると思っています。
吉岡:担当してもらっているプロジェクトは基本的に岡本に任せています。役割を理解して頑張ってくれています。生産設備の変更があると、様々な所に波及していきますので、プロジェクト全体を把握している社員がその影響を精査し、内容を噛み砕いて現場に伝えることが大切だと思っています。
苦労することも多いですか?
岡本:何か課題が発生した時に工事担当・メーカーと協議するのですが、吉岡さんに伝えると「なぜこうするのか?」「じゃあここはどうなるのか?」と質問され、電話しているときになぜ自分で気づけないのだろうと自分の考えの浅さに落ち込みます…。
吉岡:私が2年目の頃なんて失敗ばかりでしたし、失敗することを気にしないでほしいですね。失敗は承知の上で任せていますから。大事なのは自分で考えて、失敗しても上司が挽回してくれると安心してチャレンジできる環境だと思っています。そのためには私がお客様との信頼関係を事前に構築することも大切だと思っています。
尊敬する先輩の背中を
追い越せる人財に
岡本:上司は「この人だったらこの位で処理できるかな」と想定して業務を任せると思うのですが、それを超えられたときに褒めてもらえると嬉しいですね。やりがいと共にモチベーションも上がります。
吉岡:褒めて育てるって大事なんですよ。笑
5年後どんな、社会人になっていたいですか?
岡本:お客様・現場・設計が良い関係で業務を遂行できるように広い視野で客観的に物事をとらえられるようになりたいです。
なるほど、吉岡さんからみて、
岡本さんにはどう成長していってほしいですか?
吉岡:成長の仕方は多種多様だと思いますが、自分で考えること、コミュニケーションをよく取ること、これだけは常に忘れずに仕事ができる人財になってほしいですね。私たちの仕事は一人じゃできません。誰が何をやっているのか、自分はなぜこの役割を担っているのかを理解しながら仕事に取り組んでほしいです。
これは常々思っていることですが、私たちの仕事にはスペシャリストとジェネラリストが必要なんです。それぞれ求められる能力は異なるので、これから数年かけてどこを目指すのか考えてほしいですね。
コミュニケーションを
ひたすらにとって成長しよう
岡本:学びの意欲がある人ですね。それは業務だけでなくなんでも良いのですが、分からないことがあれば部署関係なく、たくさん質問してほしいです。少しでも話をしたことがある人が違う部署にいると、業務で困った時でも聞きに行きやすいですよね。コミュニケーションを取ることを楽しんでくれると仕事もやりやすくなると思います。
吉岡:周囲には部下に対して雑談でもいいから話す機会を作ってほしいと伝えています。上司が話しかけなかったら部下は話しづらいじゃないですか。なので、私は少し気になったらすぐ話しかけるようにしています。私自身が大切にしていることは話しかけられた時、「忙しい」「後にして」と極力言わないことです。よっぽど忙しいときは別ですけどね。笑
特に若手の社員は一度断られると、次話しかけるタイミングがわからなくなってしまうので。
吉岡さん、どんな人と働きたいと思っていますか?
吉岡:そうですね、考えることが大事だと話してきましたけど、レスポンスの早さも大事なんですよ。昔よく言ってましたが、ペンを持って「これはペンですか?ペンではないですか?」と聞いたとき、瞬時に「ペンです!」と答えてくれる人、「箸です!笑」でもいいかもしれませんね。そんな、レスポンスが早い人と働きたいですね。