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Hitachi
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デュアルミキサーは特に省エネ性を重視した水処理用撹拌機です。

概要

デュアルミキサーは、インペラ2段チューブ型撹拌機とも呼ばれ、反応タンク(嫌気槽、無酸素槽など)内の活性汚泥混合液(以下、混合液)を混合、撹拌する装置です。
電動機に直結されたシャフトに二基のインペラを設け、各インペラの外周を円筒で覆い、二基のインペラの間には開口があります。その開口から流入した汚水が、下側の円筒内を下降する流れと上側の円筒を上昇する流れに分配されて流れます。下方へ向った流れは、円筒の下端の開口部から噴出し、反応槽内底部へ到達し、底部で外周方向に拡がります。拡がった水流は、壁面付近を上昇して槽内を繰り返して循環します。上方への水流は、表層付近でスカムの発生を抑制します。インペラおよび撹拌機内流路の形状を適正化することにより、撹拌に要する動力を抑えられ省エネルギー運転が可能となっています。

特長

  1. 水深12mまで対応が可能
  2. 交換部品が少なくランニングコストを低減
  3. 表層スカムの発生を抑制
  4. 水上設置で軽量・スリムなため設置が容易
  5. 減速機のないシンプルな構造のため、日常の点検や保守管理が容易
  6. 減速機がなく低騒音

(当社比)

システム・装置概要

水槽上部に設置し、運転による水の流れを下図に示します。取水口から流入した混合液が下側の円筒内を下降する流れと上側の円筒内を上昇する流れに分配されて流れます。取水口から流入した混合液はデュアルフロー(二重水流)により槽全体を均一に撹拌するとともに表層スカムの発生を抑制します。

画像:水処理用省エネ撹拌機「デュアルミキサー」

適用分野

  • 循環式硝化脱窒法・嫌気無酸素好気法などの高度処理における、嫌気槽・無酸素槽の撹拌
「デュアルミキサー」は、(株)日立プラントサービスの日本登録商標です。