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Hitachi
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雨水ポンプ場や河川排水機場など、大形ゴミの流入が多い水路に適した、かき揚げ能力の大きい除じん機です。

概要

2条のエンドレスチェーンに複数のレーキを取り付けた構造で、チェーンの運行は、スクリーンをはさんで、背面側を降下し、前面側を上昇します。チェーンは本体フレームに取り付けた駆動軸により循環し、運行全周のガイドレールに沿って周回します。
スクリーン底部は、レーキが背面から前面に回り込むよう開放になっており、ゴミの流下を防ぐため、その前部に遮閉スクリーンを設けています。

特長

  1. 大形ゴミ・多量のゴミに対応
    レーキはスクリーンの背面を降下するので、スクリーンの前に浮遊する大形ゴミと干渉せず、安全に運転できます。また、複数の大形レーキを取り付けているので、多量のゴミも迅速にかき揚げます。
  2. 故障が少なく保守も軽減
    水路底部に水中軸がなく、U形ガイドでチェーンを周回させています。このため水中部の構造が簡単で保守管理が容易になります。
  3. 運転管理が容易
    主ポンプとの連続運転やタイマーによる自動運転など、運転条件の設定に対応した自動化が柔軟に行えます。除じん機運転の支障となりがちなスクリーン底部の沈砂の堆積にも、レーキがすくい揚げるように排除し、運転が継続できます。

(当社比)

システム・装置概要

雨水ポンプ場、河川排水機場では、台風や豪雨時に多量の粗大ゴミが流入するため、能力が大きく粗大ゴミもかき揚げられる背面降下前面かき揚げ式の自動除じん機が多く採用されています。

写真:背面降下前面かき揚げ式除じん機
構造概念図

写真:実施例
背面降下前面かき揚げ式除じん機

写真:背面降下前面かき揚げ式除じん機
実施例

適用分野

  • 雨水・汚水ポンプ場
  • 河川揚・排水機場